2016年04月30日

【寄稿】おっぱい星人の思いはどこに…?

今回はいつもあわぼぉんブログを読んでくれているママより、
ご自身の母乳育児について寄稿していただきました。
子どもの心にはっとさせられる、とても興味深い内容です。
母乳育児や離乳食について悩むママ、どうぞご一読くださいね。
きっと気持ちが楽になりますよ。



娘は離乳食をずっと食べない子でした。


離乳食〜1歳半まではご飯は作っては捨て、作っては捨ての繰り返しで、母乳以外の水分も飲まず、一日中新生児以上の回数を誇るほどの母乳っ子でした。

とにかく母乳が大好きで、暇さえあれば母乳にぶら下がっていた娘。
児童福祉センターで相談して断乳をすすめられ、しかし本当に母乳以外を受け付けてくれなかったので断乳に踏み切れない私と、ご飯食べてさえくれれば…という思いと、「なんでご飯食べてくれないの!美味しくないってことなの?!捨てるの悲しすぎるのに…」というやりきれないイライラと本当に毎日ゴチャゴチャしていました。
実際、「どうして食べてくれないの!」と娘に怒ってしまったこともあります。
そして食べてもらえないことが母として全否定されたように感じ、泣いたこともありました。


娘は1歳半のある時から食べてくれるようになりました。

ある時とは、お水も飲まない為に尿量が各段に落ちてしまい、ばい菌が排出されずに急性腎盂腎炎になってしまったとき。
この時の入院が堪えたようで、病気になってしまった理由を言い聞かせたらご飯を食べ水分も摂取出来るようになりました。



そうして月日は流れ、ある日のこと。
娘に何気なく聞いたときに頑なに食べなかった理由が分かりました。


母「ねえ、なんで赤ちゃんのころご飯食べてくれなかったの?」

娘「それはねー、あれねー、おっぱいの味がしなかったんだよねー」

母「だからご飯食べなかったの?」

娘「うん。ご飯はおっぱいの味がしなかったんだよねー」


離乳食のころ全く食べなくて悩んでいた答えは、4歳の今になって判明。

大人にとっては
「ご飯なんだもん、味が違って当たり前じゃん、むしろそれが楽しいでしょ。食事の醍醐味よ。」
なんですが(少なくとも私は)、離乳食期の子どもにとっては

「今まで口に入ってくる味はおっぱいだけだったのに突然違うモノを入れられた!!なんだ!これ!!
おっぱいの味と違うし!!」

だったようなんです。

自他共に認めるおっぱい星人の娘だからこそ頑なに離乳食を認められなかったようなのです。


料理の味がおっぱいとは違うからというまさかの答えを聞いて、ああーなるほどー…とやっと落ち着きました。


ネットでどうしたらいいか探したり、断乳しようかと悩んだり、ネットで助産師さんが開設する公開相談ブログに相談して載せて頂いたり、料理も模索したりと本当にありとあらゆることをしました。
レトルトにしてみたり、形状変えてみたり一緒に作ったり作らせたり。
家族総出で悩み、工夫して、そしてぶつかって。家族の話題のテーマになるほど。
しかし答えは見つからない。

やっぱり断乳か…と授乳回数減らしていた時に起こった急性腎盂腎炎。

色んな事が重なり彼女は食べられるようになりました。
しかしずーっと頑なに食べなかった理由は「おっぱいの味じゃなかったから。」

気が抜けました。


お子さんが離乳食を食べないのはお母さんのご飯が美味しくないからでは無いと思います。
ちょっとだけお子さんの中にこだわりがあって、それが思いのほか大きく気持ちを占めてしまい、食べない答えに繋がってしまっているのかもしれません。

もし母乳っ子さんの離乳食がすすまないお母さんの心の片隅に置いておいて頂けたらと思い書かせて頂きました。

モリモリ食べてくれる日がきますように。願いを込めて。



【miyuki】
posted by あわぼぉんネット at 05:49| こだわりコラム